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豪出身の歌姫・サラ・オレイン「枠にとらわれない表現者に」

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豪出身の歌姫・サラ・オレイン「枠にとらわれない表現者に」

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「音楽だけでなく、執筆などいろんなことに挑戦してみたい」というサラ・オレイン(松本健吾撮影) 1/1枚

 オーストラリア出身の歌手、サラ・オレイン(30)が活躍の幅を広げている。最新アルバム「ANIMA」では複数の言語を操り、透明感あふれる歌声を披露。今月リニューアルしたNHKのEテレ「おとなの基礎英語」にもレギュラー出演している。オレインは「音楽の枠にとらわれない表現者になりたい」と意欲を見せる。

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 オーストラリア出身のオレインは5歳からバイオリンを始め、そのメロディーを口ずさみながら歌唱力を鍛えたという。名門のシドニー大で音楽と言語学を学び、三島由紀夫の小説「金閣寺」を読んで日本に興味を抱いた。東京大に留学中、ゲーム音楽の歌を担当したことをきっかけに日本で歌手になることを決意。5年前にアルバム「セレステ」でメジャーデビューを果たした。「思いもよらずに日本でデビューすることになった。どうなるかなんて分からないものですね」

 その後はフィギュアスケートの羽生結弦選手がエキシビションで曲を使用するなど、伸びやかな高音ボイスが評価されてきた。

 「おとなの基礎英語」では発音指導を担当。「大学で言語学を勉強したことが役立っていると思う」と胸を張る。

 最新アルバム「ANIMA」でも、語学力を駆使。収録された13曲の約半数を英語で歌う一方、さだまさし作詞作曲の「秋桜」のカバー曲は日本語で聴かせる。「さださんの描く世界は詩的で素晴らしい。日本語ならではの考え方や美学もあると思う」。豊かな表現力に磨きがかかっている。(竹中文)