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【ソウルからヨボセヨ】安倍時代の外交「韓国無視!」などとケチくさいことをいってはいけない

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外信コラム

安倍時代の外交「韓国無視!」などとケチくさいことをいってはいけない

ソウルからヨボセヨ更新
平昌五輪の選手村の開村式で掲揚された各国の国旗と警備する警察官ら=2月1日、韓国・平昌(早坂洋祐撮影) 1/1枚

 平昌・冬季オリンピックの開会式に安倍晋三首相が出席を表明したことを韓国世論は大いに歓迎している。文在寅政権憎しで「平昌五輪などクソくらえ」の一部に「安倍の訪問は困る!」の声もなくはないが、大方の韓国人は韓国開催の五輪を盛り上げてくれるということで好感している。

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 結果的に五輪開会式に出席する各国要人の中では安倍首相がもっとも“大物”になりそうで日本にとっては悪くない。安倍首相としては国際的に存在感を誇示できる。それにこれは韓国にとってありがたいことだから、外交的には日本が韓国に貸しをつくることにもなり、いい選択だと思う。

 今回、北朝鮮の参加で韓国を中心に対北平和ムードが印象付けられる五輪になりそうだ。その意味では、安倍首相とペンス米副大統領の日米タッグで対北融和ムードの韓国にしっかりクギを刺す機会にすればいい。

 日本の世論には慰安婦問題にからむ反韓・嫌韓感情から安倍訪韓に批判があるようだが、舞台は「撃ち方やめ!」の平和の祭典・五輪だし、2年後には東京五輪もあるのだから、もっと広い視野でのぞむべきだろう。安倍時代の日本外交は今や韓国だけではなくアジア全体そして世界を視野に入れたものになっている。「韓国無視!」などとケチくさいことをいってはいけない。(黒田勝弘)