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「3日分まとめて配るので勘弁して」埼玉・久喜郵便局、2日連続の遅配 人手不足が影響

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「3日分まとめて配るので勘弁して」埼玉・久喜郵便局、2日連続の遅配 人手不足が影響

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2日連続の遅配が発生した久喜郵便局=5日、埼玉県久喜市本町 1/1枚

 埼玉県久喜市や白岡市などを管轄する久喜郵便局(久喜市本町)で2月26~27日、一部の地区の郵便物に遅配があったことが7日、日本郵便関東支社などへの取材で分かった。2日連続の遅配は極めてまれで、人手不足などが原因という。住民の問い合わせで発覚し、同郵便局は「3日分まとめて配るので勘弁してほしい」などと回答していた。同支社は処分を検討する方針。(大楽和範、写真も)

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 同支社によると、郵便物が2日間にわたり届かなかったのは、白岡市高岩地区(約600世帯・法人)。同地区では1日平均約900通の郵便物を届けるが、26日分約1千700通、27日分約1千通、計2千700通の一部が配りきれず、最大2日間、配達されなかった。遅配は28日に解消した。

 同地区の住民が、毎日届くはずの郵便物が2日連続で届かないことを不審に思って同郵便局に連絡し、遅配が発覚。担当者は「明日、3日分まとめて配る」などと説明したという。

 日本郵便本社広報室によると、想定を超える郵便物が届いた場合、郵便局内に複数ある配達チームから人員を融通し合う「相互応援」という仕組みがあるが、同郵便局は両日とも運用しなかった。今回遅配を発生させた配達チームは同地区を含む11地区を担当。従来13人で勤務シフトを組んでいたが、退職と1月の大雪に絡むけがで欠員が2人出ていた。

 同支社は想定を超える郵便物と人員不足が遅配につながったとみている。同郵便局の配達人員はアルバイトを含め140人が在籍するが、過去に遅配が常態化したことはなく、現状の人員で今後の業務に支障はないという。

 一方、遅配などの重大な事故が発生した際には、速やかに支社などに報告することになっているが、同郵便局は怠っていた。同支社は産経新聞の取材に対し「その日に配達すべき郵便物はその日に配達するのが基本で、久喜郵便局の一連の対応はお客さまへの回答を含め問題がある。今後は遅配しないよう態勢をしっかり組み再発防止に努めたい」としている。