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絵巻広げれば民話と味噌 米五と「Xスクール」受講生連携 郷土食に光、レシピも

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絵巻広げれば民話と味噌 米五と「Xスクール」受講生連携 郷土食に光、レシピも

 味噌(みそ)製造・販売の米五(福井市春山)と福井市の「Xスクール」受講生が連携し、福井の民話の絵巻物で味噌を包装した「福井絵巻味噌」を商品化、22日から販売する。絵巻物を広げて民話を読むと筒状の味噌が現れる仕掛けだ。受講生は「伝統食品をシリーズ化したい」と話している。

 Xスクールは首都圏などから人材を呼び込み、地元企業と新たな事業の種を生みだす環境構築を目指す福井市のプロジェクトの一つ。同スクール1期生と2期生の計3人が食と民話の組み合わせを提案し、パートナー企業の米五が協力して実現した。

 絵巻物の民話は福井市に伝わる「化けもの大蛇と四郎太夫」で、味噌が重要なアイテムとして登場。裏面には焼き味噌を使った料理のレシピを載せた。

 受講生でグラフィックデザイナーの室谷かおりさん(28)=東京=は「民話に登場する食べ物とセットにして、郷土食に光を当てたい」。プロダクトデザイナーの森敏郎さん(34)=鯖江市=は「他の伝統食品もシリーズとして手掛けたい」と意気込んでいる。米五の多田健太郎常務は「福井国体前に、土産物としていい商品ができあがった」と自信をみせた。

 県産の大豆と米を使った「然(ぜん)みそ」200グラム入りで、1個640円(税別)。米五が店頭販売するほかオンラインショップで取り扱う。