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コンバットマーチ、作曲者・三木さん出身地の小豆島で石碑製作中 早大創立125年記念に

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コンバットマーチ、作曲者・三木さん出身地の小豆島で石碑製作中 早大創立125年記念に

 早稲田大学の応援曲「コンバットマーチ」が、作曲者の三木佑二郎さん(74)の出身地、香川県・小豆島で石に刻まれている。創立125年の節目に向けて建設中の新記念堂「早稲田アリーナ」(東京)の正面を飾る記念碑として、製作されている。

 コンバットマーチは早大の応援部員だった三木さんが昭和40年、東京六大学野球の慶応大学との秋季早慶戦に向けて作曲。同試合に勝利して祝勝パレードでも演奏され、今日まで応援曲として定着している。曲はファンファーレや声援などを取り入れた軽快で士気を鼓舞するメロディーで、高校野球では定番として甲子園のグラウンドに響くなど、応援曲の代表として広く親しまれている。

 記念碑は幅2・3メートル、高さ1・45メートル、厚さ60センチで、7角形のフォルムは力強く突き出した拳を正面から見たイメージだという。碑面には三木さん自筆のコンバットマーチの主旋律や署名が黒みかげの石版に刻まれて埋め込まれ、縦60センチ、横40センチ、長さ1・2メートルの台石2個の上に固定される。

 小豆島は江戸初期、大坂城の築城用石を産出したことで知られ、瀬戸内産の石にこだわった三木さんの要望を受け、製作に当たっている高尾石材(小豆島町)は同城最大で「蛸石」と呼ばれる巨石が搬出された岡山市犬島の花崗(かこう)岩を使用した。

 製作過程を見守る三木さんは「石に刻んだ物はずっと残る。母校の記念の建造物の正面を飾るとは名誉なこと」と話している。10月末には記念碑の設置工事が終わり、両サイドにオリーブの木を植栽するなどしてアリーナの完成を待って序幕されるという。

 三木さんは東京都豊島区在住の会社代表。香川県立土庄高(現小豆島中央高)から早稲田大に進み、応援部吹奏楽部に所属していたとき、「コンバットマーチ」を作曲した。平成14年から1期4年、土庄町長を務めた。