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米中枢同時テロから17年 今も息子捜す父「どこかで眠っているかも…」 東京

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米中枢同時テロから17年 今も息子捜す父「どこかで眠っているかも…」 東京

17年たった今も、息子の生きた証しを捜し続ける住山さん=目黒区の自宅 17年たった今も、息子の生きた証しを捜し続ける住山さん=目黒区の自宅

 ようやく遺体が見つかったのは同時テロから約半年後だった。見つかったのはごく一部だけ。ブロンズの箱に納められた「小石ほどの遺骨」(住山さん)だったが、ようやく現実を受け入れることができた。

 発生から17年がたっても住山さんは陽一さんを捜している。「ニューヨークのどこかで眠っているかもしれない」。今年も犠牲者の身元確認作業などを続けるニューヨーク市検視局を訪れ、犠牲者の身元判明状況に関する新たな情報を集めている。

 ただ、地元・検視局を訪れる日本人遺族は減り、担当者の異動でデータを円滑に提供してもらえないことも出てきた。ロイター通信などによると、犠牲者約3千人のうち、いまだ約1千人の身元が不明で、ここ数年は「毎年1人」が判明する程度だという。それでも住山さんは「息子の遺体の他の部位が見つかる可能性はゼロではない」と信じている。

 同時テロの翌年に生まれた陽一さんの三男は16歳になった。住山さんも80代になり、3年前、足を骨折して歩くのにつえが必要になった。「体の負担が重くなるようなら、この活動を私の妻に引き継ごうと考えている」と語り、遠くをみつめた。

 「でも、やっぱり、陽一の近くにいたいんですよ」