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魚醤、カニ殻で野菜元気に 福井シード、植物活力剤開発

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魚醤、カニ殻で野菜元気に 福井シード、植物活力剤開発

魚醤とカニ殻由来の「やさいの活力剤 植物剛健プラス」 魚醤とカニ殻由来の「やさいの活力剤 植物剛健プラス」

 種苗や農産品の品種改良などを手掛ける福井シード(福井市開発)は、魚醤(ぎょしょう)やカニの殻を使った「やさいの活力剤 植物剛健プラス」を開発、販売している。野菜が元気に育ち、ウドンコ病予防などにも期待できるとしている。ふくい産業支援センターの補助を受けた。

 農林水産省の研究機関が一昨年、アミノ酸の一種をトマトに与えると、青枯病の発病抑制に効果があるとの研究成果を公表。同社の研究施設、ベジプロセンター(坂井市坂井町)が県立大が開発したアミノ酸を豊富に含む無塩魚醤に着目し、販売しているカニの殻由来の植物活力剤「植物剛健」に魚醤成分を加えることにした。

 キチン質を豊富に含むカニの殻は伝統的な農法で肥料として使われ、土壌のカビや病気の予防に効果があるとされる。魚醤由来のさまざまなアミノ酸を加えた「やさいの活力剤 植物剛健プラス」は野菜の健康な成長を促し、キュウリ苗のウドンコ病やトマト苗の青枯病などに抑制効果があるとしている。採用した速醸無塩魚醤は伝統食品のへしこを製造する過程で出る廃棄物を利用。短時間で製造できるという。

 「やさいの活力剤 植物剛健プラス」は500ミリリットル入りで4200円(税別)。千倍に希釈して使用する。希釈せずに使えるスプレーボトル商品を開発中だ。問い合わせは同社(電)0776・52・0262。