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「金足農」効果、あきたこまち販売25%増 8月実績

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「金足農」効果、あきたこまち販売25%増 8月実績

 夏の甲子園で県立金足農業高校が果たした103年ぶりの準優勝。その余波が続いている。米卸大手の全農パールライス(東京)によると、8月の秋田県産あきたこまちの同社取り扱い販売数量は、前年同月比25%増の1634トン。関東圏を中心に量販店やスーパーなど「新規取引先が増えた」(管理課)という。米の消費数量が全国的に減少傾向にある中、特定のブランド米が急伸するのは「極めて異例」(同)。甲子園で金足農が勝ち進むごとに「応援するためにあきたこまちを買う」といったファンが全国に相当数いたとみられる。吉田輝星選手が会見で「『あきたこまち』を食べて力をつけた」などと繰り返し発言したことも影響しているようだ。

 こうした勢いを、県産品販売や観光キャンペーンに生かしたいとの声は多い。ただ金足農の渡辺勉校長は「地域貢献は公立高の役割でもあり、協力したいのは山々。だが就職活動を控えた選手たちもおり、対応しきれない。吉田(選手)が『あきたこまち』に触れたのが精いっぱい」と話す。日本高等学校野球連盟(高野連)は「高校野球の商業利用は不可。だが学校としての取り組みは妨げない」との見解を示している。