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免許返納、代理人でOK 千葉県警、入院など配慮し今月から

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免許返納、代理人でOK 千葉県警、入院など配慮し今月から

 運転に不安のある高齢ドライバーが運転免許を返納しやすい環境を整えようと、県警は今月から親族などの代理人が自主返納の手続きを代行できる制度の運用を始めた。申請者本人が病気で入院しているなど、窓口に来庁できないやむを得ない事情があり、原則「委任状兼承諾証」で申請者本人の意思が確認できることが条件で、千葉、流山両運転免許センターに加え、県内全39署と幹部交番8カ所でも手続きを受け付けている。

 代理人として申請ができるのは、親族▽申請者が入院・入所中の病院・介護施設などの職員▽福祉関係の有資格者▽成年後見人。同制度の導入は全国で41番目となるが、本県では申請できる人の幅をできるだけ広げたのが特徴という。

 これまで運転免許の返納手続きは高齢者本人が千葉と流山の運転免許センターか39の警察署のいずれかを直接訪れなければならなかった。新制度では運転免許証▽本人が署名した委任状兼承諾証▽入院・入所証明書▽代理人の身分証明書、誓約書、印鑑-などを代理人が持参すれば代理手続きが可能になる。

 新制度の導入に合わせて申請窓口に幹部交番8カ所を加えたほか、千葉、流山両運転免許センターでは新たに日曜日の受け付けを始めた。

 県警によると、高齢者による交通事故の増加や、昨年3月に75歳以上のドライバーの認知機能検査を強化する改正道交法が施行されたことを受けて、65歳以上の高齢者の免許の自主返納者数が昨年は平成25年の約3・2倍となる1万8992人まで急増。自主返納を希望する高齢者の増加に伴って「他県ではできるのに千葉では代理人による申請ができないのか」といった声が数多く寄せられるようになり、県警では他県での実施状況を研究した上で今回、制度を導入することにした。

 代理申請に必要な書類は県警のホームページなどで入手可能。問い合わせは千葉運転免許センター((電)043・274・2000)、流山運転免許センター((電)04・7147・2000)や各警察署まで。