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【被災地を歩く】岩手 「サイクルトレイン」で野田村へ のんびり旅と美味 癒える傷跡

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【被災地を歩く】
岩手 「サイクルトレイン」で野田村へ のんびり旅と美味 癒える傷跡

高さ12メートルから14メートルにかさ上げされた防波堤。海を感じることができなくなった=岩手県野田村の十府ヶ浦公園 高さ12メートルから14メートルにかさ上げされた防波堤。海を感じることができなくなった=岩手県野田村の十府ヶ浦公園

 引き続き国道45号沿いを南下、のだむらが昨年から販売を始めた山葡萄(やまぶどう)ワインのワイナリー、玉川漁港を経て、平成24年に新設された普代村境に近いのだ塩工房から北上、自転車のメーターは24・8キロに。

 腹ごしらえに道の駅向かいのイタリア料理店「おすてりあ・ばいげつ」に寄った。シェフは野田村出身で東京の飲食業「ひらまつ」のイタリア料理の名店で7年間の修業を積んだ小野寺智子さん(28)。本格パスタに、絶妙な苦味のオリジナルブレンドコーヒーには大満足した。

 3年前にUターンして開店、村特産の荒海ホタテなど優れた地場産品を厳選した料理が口コミで広がり、盛岡市や青森県八戸市、東京、北海道からも予約が舞い込むようになった。「手応えはあります。地元の復興のためにも頑張りたい」と小野寺さん。

 トレイルや自転車で貧乏旅行を続ける旅人に風呂やまかない料理を提供することもあるそうで、前向きな姿勢が印象に残った。(石田征広)

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