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「灘のけんか祭り」準備始まる 姫路・松原八幡神社で鑿入祭

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「灘のけんか祭り」準備始まる 姫路・松原八幡神社で鑿入祭

ヒノキ材に鑿を打ち、神輿の修復開始を告げる神事「鑿入祭」=姫路市白浜町 ヒノキ材に鑿を打ち、神輿の修復開始を告げる神事「鑿入祭」=姫路市白浜町

 「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社(姫路市白浜町)の秋季例大祭が10月14、15日に開かれるのを前に、昨年の祭りで傷んだ神輿(みこし)の修復開始を奉告する神事「鑿入(のみいれ)祭」が1日、同神社で営まれ、祭りの準備が本格的に始まった。

 五穀豊穣(ほうじょう)を願って行われる祭りは、神輿を威勢よくぶつけ合うほど神意にかなうとされる。このため屋根や壁の傷みが激しく、神社周辺の旧灘村7地区が、7年に1度の当番制で神輿を毎年修復している。

 この日は、今年の祭りを取り仕切る「年番」を務める妻鹿地区の役員ら約200人が、シンボルカラーの朱色のはちまきを巻いて参加した。3基の神輿が並ぶ拝殿で神職が祭りの安全を祈って祝詞を奏上。役員らが、修復用のヒノキ材に鑿を打つ「鑿立(のみたて)」の儀式を行った後、玉串をささげて祭りの無事を祈願した。

 妻鹿地区総代の篠原大典さん(77)は「日々の仕事と両立させながら準備に取り組むことになるが、7年に1度のめぐりあいと考え、大変さを喜びにかえてしっかり準備したい」と話した。

 修復された神輿は、10月1日に同神社で行われる神事「奉据(ほうきょ)祭」で披露される。