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3世紀の埴輪やガラス玉 桜井市埋文センターで速報展

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3世紀の埴輪やガラス玉 桜井市埋文センターで速報展

 桜井市立埋蔵文化財センターで、平成29年度の発掘調査の成果を紹介する速報展「50cm下の桜井」が開かれている。3世紀に大和以外の地域から持ち込まれた土器や埴輪(はにわ)などを展示している。9月30日まで。

 速報展では計8カ所の調査を紹介している。JR巻向駅西側の纒向遺跡中心部に位置する太田地区では、幅約1メートルの溝から東海や北陸、吉備(現在の岡山県)系の土器、ガラス玉などが出土。東海系土器(甕)には多量の煤(すす)が付着しており、周辺に他地域から来た人々が居住していたと考えられるという。

 また、冠帽形埴輪の一部と考えられる「鋸歯(きょし)文」のある埴輪などを展示しているほか、遺跡内の茶ノ木塚古墳(5世紀後半)から見つかった蓋(きぬがさ)形埴輪や円筒埴輪も見ることができる。茶ノ木塚古墳は調査の結果、直径約35メートル、周濠幅7メートル以上の円墳の可能性が高まったという。

 9月8日午後1時半から同センターで発掘調査報告会が開かれる。問い合わせは桜井市立埋蔵文化財センター(電)0744・42・6005。