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底引き網漁など解禁 香住漁港から家族ら見守る中、豊漁目指し次々出港

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底引き網漁など解禁 香住漁港から家族ら見守る中、豊漁目指し次々出港

「豊漁を期待している」と話す浜本昌樹船長=香美町香住区 「豊漁を期待している」と話す浜本昌樹船長=香美町香住区

 9月解禁の日本海の底引き網漁、ベニズワイガニ(ベニガニ)漁に向け、香美町香住区の香住漁港からも31日、各船が漁場に向けて相次いで出港した。山口県沖でキスやノドグロなどを狙う大型底引き網漁船「鶴松丸」(125トン)の浜本昌樹船長(50)は「安全を第一に豊漁を期待したい」と、今シーズンの意気込みを話した。

 同漁は来年5月末まで。11月からはメーンの冬の味覚、松葉ガニ漁が始まる。鶴松丸は香住区の「鶴松漁業」所有の大型漁船で、平成27年8月に就航した。

 浜本船長は地元の香住高校を卒業後、家業の漁業を継ぎ、甲板員から機関長、船長の免許を取得。昨年から鶴松丸船長となり、船主の兄、浩郎さん(52)と“兄弟船”で、漁獲量アップを目指している。

 しかし、燃料のA重油が昨年比約20円増の1リットルあたり約80円となり、比較的燃費の良い鶴松丸も「3日間の操業で約1万リットルを消費する」(浜本船長)とあって、燃料費の高騰は漁業に大きな打撃という。

 このため、燃料費と時間の節約で鶴松丸は漁場に近い浜田漁港(島根県)で、水揚げしたノドグロやハタハタなどを大型保冷車で香住漁港まで陸送する。

 今後の天候や水揚げ次第だが、浜本船長ら乗組員11人が香住漁港に一時帰港するのは9月中頃という。浜本船長は「安全第一の操業で、豊漁を期待している」と話した。