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祭祀用具で「幸せ」考える 飛鳥~奈良時代の資料展示 橿原市博物館

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祭祀用具で「幸せ」考える 飛鳥~奈良時代の資料展示 橿原市博物館

 祭祀用具の人形(ひとがた)や●仏(せんぶつ)、絵馬など、飛鳥~奈良時代の考古資料を展示した企画展が、歴史に憩う橿原市博物館で開かれている。当時の人々の信仰を通して「幸せのかたち」を考えるのがテーマ。9月17日まで。

 人形は古代、病気や災いを身代わりになって引き受けてくれる道具として使われ、現在も神社などに残っている。展示されているのは、平城京跡(奈良市)や藤原京跡(橿原市)から出土した人形。藤原京跡の人形は金属製で、自然災害をなくし、国の繁栄を祈った国家祭祀(さいし)の遺物の可能性があるという。

 また、地鎮具とされる平城京跡出土の和同開珎や土器(甕)▽仏教信仰の一端を示す川原寺裏山遺跡(明日香村)出土の方形三尊●仏▽日笠フシンダ遺跡(奈良市)出土の絵馬(複製品)のほか、平城京跡や大安寺旧境内から出土したぜいたく品の唐三彩▽雨ごいに使われた可能性がある藤原京跡出土の土馬(どば)も並べられている。

 9月1日午前10時半からは、「しあわせとは何か-『万葉集』から考える」と題し、万葉文化館の井上さやか指導研究員が講演する。

 問い合わせは、歴史に憩う橿原市博物館(電)0744・27・9681。

●=土へんに専