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羽衣学園、工夫重ね成長 高校ダンス部選手権、創部5年で初V 大阪

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羽衣学園、工夫重ね成長 高校ダンス部選手権、創部5年で初V 大阪

 今夏の日本高校ダンス部選手権全国大会(産経新聞社など主催)スモールクラスで、羽衣学園高校(高石市東羽衣)が初優勝した。創部5年と歴史が浅く、部員全員がダンス初心者でコーチもいないという“ないないづくし”のなか、部員や顧問だけでなくOGが力を合わせ、栄冠を勝ち取った。

 16日、横浜市西区のパシフィコ横浜。ステージに立つ同校の選抜メンバー11人は、「凛(りん)とした大人の女性」をテーマに、女性のしなやかさをメリハリあるダンスで表現し、見事初優勝した。キャプテンの3年、高橋しずくさん(18)は「優勝が目標だったが、まさか本当にできるとは思っておらず、うれしいという気持ちを超えるほどのうれしさでした」とはにかんだ。

 同部の創立は平成25年。部員は初心者ばかりで、コーチはおらず、ダンス経験者の教諭2人が顧問となり、毎日数時間ほど練習を重ねる。表現力強化のために、毎回違う曲をかけ、バトル形式で即興ダンスをするなど、練習にも工夫を加えた。

 全国大会では、他校のダンスを見て、感想などリポートを書き、全員で意見を共有した。顧問の隈井敦子教諭は「他校がなぜ強いのか、どんな練習をしているのかを考え、意識させることで、自分たちの練習の工夫につながる」と話す。

 徹底した実力主義で、大会ごとにオーディションで選抜チームをつくり、リーダーを中心に全員で曲、振り付けなどを作り上げる。府内に強豪校が多いこともいい刺激になっているという。

 2年ぶり2度目の出場となった今大会は、昨年全国出場を逃した悔しさを晴らすべく、全員が「捲土(けんど)重来」を胸に挑んだ。高橋さんは「先輩に全国大会出場を約束していた。先輩たちが積み重ねてきたものがあったからこそ、ここまでやってこれた」と練習につきあってくれたOGに感謝する。目標はもちろん2連覇だが高橋さんは「後輩たちには、プレッシャーを感じず、ベストのダンスをしてほしい。私たちも、できる限りのアドバイスをしたい」と話した。