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埼玉知事選対応、明言避ける 上田氏「先のことは考えない」

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埼玉知事選対応、明言避ける 上田氏「先のことは考えない」

 4期目の任期満了まで残り1年となった上田清司知事は29日の定例会見で、自身の進退について「任期をベストで満たしていくのが基本。先のことは考えない」と明言を避けた。こうした態度に自民党県議団の小島信昭団長は「潔くない。前回は最終的に(自ら定めた多選自粛)条例を破った。早めに勇退を決めた方がよいのではないか」と注文をつけた。

 上田知事は会見で「私さえ出なければ、出たいという人が何人かいらっしゃる。ご無礼にならないような形を取りたい」とも述べた。ある県議は「(知事選に)『出馬しない』というと求心力が落ちるかもしれないし、多選自粛条例があるから『出馬する』とも言えないのが現状ではないか」と分析する。

 上田氏は前回の知事選で、自らが定めた多選自粛条例を破って4選に出馬した経緯があり、自民党側は「条例破り」と批判している。4月には任期2年の全国知事会長に就任。知事選に出なければ知事会長の任期を全うできないことから「5期目への布石」との見方がある。これに対し、自民党側は知事選の候補者を9月に披露する方向で調整を進めており、知事選に向けた動きが本格化しそうだ。

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 ◆「任期、任期でベスト尽くす」

 上田清司県知事の29日の定例記者会見で、来年の知事選に関する主なやりとりは次の通り。

 --明日(30日)で任期3年を迎える。気持ちは

 「3年前に地域包括ケアの構築を公約の中でも大きく取り上げ、順調にきている」

 --現段階で来年の知事選への考えは

 「いつも任期をベストで満たしていくのが基本。先のことは考えない」

 -以前「基本的には不出馬だけど分からない」といっていた

 「前回も3期12年で終えたいという気持ちがあったが、今ここにいる。軽々に物は言えない。どのような状況が起こるかわからない。任期、任期でベストを尽くすことだ」

 --知事の去就について明確な考えを聞けるのはいつか

 「私さえ出なければ、出たいという人が何人かいらっしゃる。ご無礼にならないような形を取りたい」