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【しずおか“お酒”巡り】(7)君盃酒造 「愛される味」親子で追求

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【しずおか“お酒”巡り】
(7)君盃酒造 「愛される味」親子で追求

主力商品の「君盃 純米吟醸」 主力商品の「君盃 純米吟醸」

 「君盃」という名は中国唐代の王維の詩「さあ、君に勧めよう、(すでに飲み明かしたが)さらに、もう一杯の酒を飲もうではないか」という「勧君更尽一盃酒」に由来するという。

 酒造りの命となるのは水。同酒造では安倍川の伏流水を使用する。地下水として常にわき出ており、そのまま飲んでもまろやかでのどごしがいい。この水を使用した日本酒は、香りは控えめながらも、ほのかに感じる酸っぱさが特徴。飲み口は雑味のないすっきりとした口当たりながらも辛口で、酸味と苦味と甘みをあわせ持ったような感覚だ。

 水はもとより米も命だ。兵庫県産の山田錦や滋賀県安土町産減農薬米を使用した酒に加え、静岡県初のオリジナル酒米「誉富士」を100%投入した酒も販売。誉富士は、「米のタンパク質含量が低く雑味のない酒が造りやすい」「まろやかで、ふくよかな味の酒になりやすい」という周囲からの言葉があり、投入を決めた。

                   

 ◆季節感を意識した商品

 四季に合わせて原酒の貯蔵の仕方を変え、季節感のある酒造りにも取り組んでいる。一例を挙げれば、冬には特別本醸造の初搾り。「もみじ」という秋限定の「純米吟醸酒ひやおろし」など。こちらも好評を博している。

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