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福島大に食農学類新設 来春から国際的な人材養成

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福島大に食農学類新設 来春から国際的な人材養成

 福島大学は28日、来春から新たに農学群食農学類を開設すると発表した。文科省が同日、設置を認めたもので、東北で唯一、大学に農学系教育課程のなかった福島県に、グローバル化する農業の担い手養成部門が誕生する。定員は100人。

 担い手不足や高齢化の進行への対応など、農業を取り巻く環境は厳しい。さらに県は福島第1原発事故にも直面した。同大は解決のためには「専門分野が細分化された従来の農学教育では総合性や関連性の構築は困難」とし、「生産・加工から流通、消費までを体系としてとらえるフードシステムの概念が必要」と指摘する。

 具体的には、地域の食品産業の高度化を促す▽農業の先端技術開発を担う▽原子力災害克服へ農業・環境整備を担う-などについて、リーダーや専門家を育成するとしている。

 専任教員数は38人。学類棟は福島市金谷川の同大金谷川キャンパス内に置き、近くには水田や畑などの付属農場も用意する。