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保育園児を広い公園に 目黒区、バス運行へふるさと納税

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保育園児を広い公園に 目黒区、バス運行へふるさと納税

 園庭のない保育園に通う子供たちを広い公園に連れて行くバスを運行するため、目黒区はクラウドファンディング型のふるさと納税を受け付けている。こうした試みは全国初。受け付けは今年末までで、返礼品はない。目標金額は1千万円で、寄付した人には保育園児からのメッセージカードなどを送る予定。

 クラウドファンディング型ふるさと納税は、地方自治体が実行者としてプロジェクトを立ち上げ、賛同する人の寄付を募るというもの。通常のふるさと納税との大きな違いは、使途が決まっているので、「何に使われるのか分からない」という“納税者”側の不安を解消できる点だ。

 目黒区が実行者となっているのは「子どもたちの『ヒーローバス』運行プロジェクト」。区内には園庭のない保育園が28園あり、保育園児は徒歩圏内の公園で遊んでいる。しかし、待機児童の増加などに伴い保育園が増えたことから、1カ所の公園を複数の保育園が譲り合いながら使う事態になっている。

 そこで区では11月から、保育園児をバスで駒沢公園など広い公園に連れて行く事業の試行を始める。区によると、運転手付きで保育園児18人が乗れるバスを1台運行するには年間約1千万円かかるという。

 今回のクラウドファンディング型ふるさと納税は、この事業を来年度以降も継続させるために実施することにした。区は「子育てに関することの支援の機運を高めるためにもなる」としている。

 寄付はトラストバンクが運営するふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の「ガバメントクラウドファンディング」のページで受け付けている。