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春日部で相次ぐパンク被害 「何が楽しくて…」不安と怒り 埼玉

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春日部で相次ぐパンク被害 「何が楽しくて…」不安と怒り 埼玉

7月29日にパンク被害が発生した駐車場=春日部市南 7月29日にパンク被害が発生した駐車場=春日部市南

 埼玉県春日部市を中心に車のパンク被害が相次いでいる。7月に約30台が被害に遭っており、昨年12月から今年1月に多発したパンク被害も含めると、計約130台の被害が確認されている。県警は同一犯による連続器物損壊事件の可能性もあるとみて調べを急ぐが、住民からは「次の被害者は自分か…」と不安が絶えない。(竹之内秀介)

 ◆始まりは昨年末

 7月17日、春日部市の東武スカイツリーライン一ノ割駅近くの駐車場3カ所で、車10台、計36本のタイヤがパンクさせられていた。その後も続発し、いずれもタイヤ側面に鋭利な刃物で刺したような跡があった。

 7月29日も同市内の駐車場で、乗用車4台がパンク。うち3台はタイヤ4本、残る1台はタイヤ2本が被害に遭い、被害者の60代の夫婦は「何が楽しくてこんなことをするのか。良心があるなら、すぐやめてほしい」と怒りを爆発させる。パンク被害は自動車保険で処理できないケースが大半で、1本数万円のタイヤ交換代は想定外の手痛い出費だ。

 県警などによると、最初の被害は年の瀬の昨年12月23日だった。

 春日部市南に住む女性(77)のもとに、出社したばかりの長男(44)が慌てた表情で自宅に戻ってきた。「母さん、今日は車使えないよ。めちゃくちゃになっている」。駐車場に駆けつけると、家族が使っている車2台のフロントガラスがたたき割られており、破片が運転席や助手席に飛び散っていた。近くに駐車中の別の車をみると、タイヤがパンクしていた。

 ◆7月に入り“再発”

 この日以降、パンク被害は続発し、春日部市を中心に昨年12月から今年1月にかけて集中した。それから半年程度、被害は確認されていなかったが、7月に入り“再発”した格好だ。

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