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【かながわ美の手帖】箱根ラリック美術館「オパールとオパルセント 魔性の光に魅せられて」展

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【かながわ美の手帖】
箱根ラリック美術館「オパールとオパルセント 魔性の光に魅せられて」展

櫛「ハヤブサとオパール」(1898~1900年頃) 櫛「ハヤブサとオパール」(1898~1900年頃)

 続いてオパルセントガラス作品のコーナーへ。浦川は「とくに魅力が引き立つのが女性像」と強調する。その代表作が花器「バッカスの巫女(みこ)たち」だ。

 写真では伝わりにくいが、乳白色の半透明ガラスの厚い部分に施したオレンジ色で、女性の肌の透明感とやわらかさが表現されている。中腰になって視点を低くすると、光の当たり方が変わり、青白く見える。

 微妙な色の混ざり具合により、踊りの躍動感に肉感的な表現が加わる。彫像「タイス」もまた、しかり。圧巻の官能美だ。=敬称略(山根聡)

                   

 企画展「オパールとオパルセント 魔性の光に魅せられて」は箱根ラリック美術館(箱根町仙石原186の1)で12月2日まで。午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。年中無休(展示替えのため臨時休館あり)。入館料は大人1500円ほか。問い合わせは同館((電)0460・84・2255)。

                   

【用語解説】オパルセントガラス

 16世紀にベネチアで開発され、ルネ・ラリックが独自に改良したガラス工芸技法。原料にリン酸塩などを加えて溶解し、成形するときに冷却、再加熱を続けて行うことにより、薄い部分が透明になり、厚みのある部分は乳白色を発する。見る角度や光の加減で色の濃さ、色味までが宝石のオパールのように変化する。

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