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復興に向け出発進行 JR四国「伊予灘ものがたり」運転再開

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復興に向け出発進行 JR四国「伊予灘ものがたり」運転再開

 西日本豪雨災害の影響で中断していたJR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」が25日、松山駅(松山市)から運転を再開した。地域に元気を取り戻そうと、列車はミュージックホーン(汽笛)を響かせ、浸水被害からの復興をめざす大洲市へ向けて出発した。台風20号の接近のため、予定より1日遅れの再開だった。

 55日ぶりに茜(あかね)色と黄金色の観光列車が入線。観光関係者ら約50人がタオルを振って歓迎した。同列車の企画室長、田中弘典さんは「列車が走ることで大洲は大丈夫と情報発信できる」と期待した。肱川の氾濫などで4人が死亡し、約3千世帯が浸水した同市だが、夏の風物詩「観光うかい」が再開したのに続き、またひとつ復興への希望の灯がともされた。

 千葉県成田市から松山市に帰省中の直井明代さん(42)は「大洲の被災で心が痛んだが、電車好きの子供が喜ぶ。乗車できてよかった」と話した。

 列車内では砥部焼の特製ブローチが販売され、売上金は全額大洲市へ義援金として寄付される。