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虐待から子供救え 群馬県・県警が立ち入り訓練

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虐待から子供救え 群馬県・県警が立ち入り訓練

 増加する虐待の被害から子供を守ろうと、県と県警は24日、虐待現場への立ち入りを想定した児童虐待対応訓練を行った。

 前橋市の県警察学校で実施した訓練には、70人以上が参加。「女児の顔にあざのようなものがある」と市に通報があったと想定し、児童相談所職員が家庭訪問をしたが、保護者が立ち入り調査を拒否。女児の安全を危惧し、裁判所の許可状を得た後にドアを解錠して女児を捜索・保護する「臨検捜索」を行った。訓練に参加した東部児童相談所(太田市)の井上聡虐待対応係長は「子供の発見には警察の協力が必要だと実感した」と話した。

 県と県警は来月から虐待相談の情報を全件共有することになり、より円滑な連携が可能となった。データベースでいつでも閲覧できるため、見逃し案件の防止にもつながるという。県警少年課の山口貴史次席は「情報が多いほど、助かる可能性のある子供も増える。気後れせずに、不審な点があれば連絡してほしい」と呼びかけ、県児童福祉課の入沢康行次長は「通報することは、虐待している保護者へ支援を行うきっかけにもなる」と力を込めた。