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熊本県に水銀不使用のプロジェクター5台寄贈 カシオ計算機

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熊本県に水銀不使用のプロジェクター5台寄贈 カシオ計算機

カシオ計算機から寄贈されたプロジェクターを受け取る熊本県の蒲島郁夫知事(右) カシオ計算機から寄贈されたプロジェクターを受け取る熊本県の蒲島郁夫知事(右)

 水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す国際条約「水銀に関する水俣条約」が2013(平成25)年に採択されてから間もなく5年を迎えるのを機に、カシオ計算機は、光源に水銀を使用しないプロジェクター5台を熊本県に寄贈した。同社は県の「水銀フリー社会」の実現に向けた取り組みに賛同したといい、県は会議や研修で活用する。

 カシオ計算機によると、水銀ではなくレーザーと発光ダイオード(LED)を使った独自の光源を搭載したプロジェクターを他社に先駆け平成22年に発売し、以降も全ての製品で水銀を使用していない。蒲島郁夫知事は贈呈式で「共に水銀のない社会を目指したい」と述べた。

 熊本では、化学製品をつくるチッソの工場がメチル水銀を含む排水を海に流したのを原因に、水俣病が発生した。県は、水銀を含む廃棄物の適正処理を推進する研修会開催や、水銀の使用削減に向けた啓発活動に取り組んでいる。