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絵師・紀楳亭の世界へ 大津市歴博で企画展

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絵師・紀楳亭の世界へ 大津市歴博で企画展

 大津市歴史博物館(大津市御陵町)で、江戸時代中期の絵師で晩年を大津で過ごした紀楳亭(きばいてい)(1734~1810)の作品を集めた企画展「紀楳亭 ほのぼの文人画ワールド」が開かれている。26日まで。

 紀楳亭は晩年に京都から大津に移住し、商人らの支援を受けてコミカルな表情の人物画などの絵画を残した。文人画も手がけた俳人の与謝蕪村に師事し、蕪村の画風を継承したため、近江蕪村とも呼ばれた。大津に移住後、近所の商家のために縁起物の絵やのどかな山水画などを描き、好評だったという。

 今回の企画展では、酒を楽しむ酒仙と呼ばれる人々がにこやかな表情で交流している「飲中八仙図(いんちゅうはっせんず)」をはじめ、人物画など計18点を展示している。

 担当者は「紀楳亭の絵画は漫画にも通じるくだけた造形があり、現代にも通じる面白さや斬新さを楽しんでほしい」としている。

 入館料は大人320円、高校大学生240円、小中学生160円。問い合わせは同博物館(電)077・521・2100。