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暑さ忘れ南極体験 本物の氷にタッチ/元越冬隊、経験語る 長浜で650人参加

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暑さ忘れ南極体験 本物の氷にタッチ/元越冬隊、経験語る 長浜で650人参加

 長浜市三和町のヤンマーミュージアムで18、19の両日、夏休みの子供たちに南極をプチ体験してもらおうという催しが開かれた。参加した親子たちは、南極地域観測隊の仕事を経験した講師のヤンマー社員から当時の様子を聞いたり、実際に南極の氷に触れたりして暑さを忘れて楽しんだ。

 施設を運営するヤンマー(大阪市)が自社製のディーゼルエンジンが南極でも活躍していることを知ってもらおうと企画。2日間で7回の講演が行われ、計約650人が参加した。

 講師の一人、石川貴章(たかあき)さん(30)は南極の昭和基地のディーゼル発電設備の保守要員として第57次日本南極地域観測隊の越冬隊員に選ばれ、平成27年12月から約1年4カ月間従事。気温マイナス41度も体験したという。「人の命を預かる仕事でプレッシャーの連続でした」と振り返った。

 会場には、基地の写真パネルや南極の石、釣り上げた全長1・5メートル超の魚「ライギョダマシ」の魚拓などが展示され、ビデオでは白夜、オーロラなど南極の自然や、シャボン玉が瞬時に凍ってガラスのように割れたり、ペンギンが腹で氷上を滑ったりするシーンが紹介された。また南極の氷の中に圧縮された大量の空気が弾き出る音を聞いたり、風速計に息を吹きかけ、南極のブリザード(風速約60メートル)との違いをイメージしたりする実験も行われた。

 母親と訪れた栗東市の小学2年、木戸優斗さん(8)は「南極の氷はとてもツルツルで冷たく、ペンギンの姿が面白かった。南極に行ってみたい」と話した。