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80年前の甲子園記念メダル展示 浅見五郎助窯跡から出土 京都市考古資料館

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80年前の甲子園記念メダル展示 浅見五郎助窯跡から出土 京都市考古資料館

 今から80年前に開催された第24回全国中等学校優勝野球大会に出場した選手らに配られた白磁製の記念メダルが、京都市東山区の浅見五郎助窯跡から出土し、京都市考古資料館(上京区)で展示されている。

 この大会は現在、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われている全国高校野球選手権大会の前身。昭和13年に22校が出場して行われ、平安中等学校(現・龍谷大平安高)が優勝した。

 第100回大会を記念して同資料館で展示している。直径6・9センチ、厚さ1センチ。表面には右手にボールを握り、左手にグローブを付けた天使が羽ばたくように表現されている。また盧溝橋事件で日中戦争が拡大した世情を反映し、戦闘機や軍艦が配されている。

 初代・浅見五郎助は幕末、五条坂に登り窯を築いたのがはじまりとされる。このメダルは、窯跡に捨てられていた陶器類とともに出土。同館は「当時、この窯でつくられたものなのか、選手関係者のものなのかは不明」と話している。

 また同館では明治150年を記念し、全国の学校教育の先駆けとして京都に明治2年に設立された番組小学校の流れをくむ元京都市立城巽(じょうそん)中学校(現・市立京都堀川音楽高校)から出土した当時のノート「石盤」や、当時の鉛筆「石筆」など35点が展示されている。

 メダルの展示は31日まで、番組小関係は9月24日まで。入場無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。