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【夏の甲子園】下関国際、4強ならず 吹奏楽は大阪府立佐野高が「友情応援」

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【夏の甲子園】
下関国際、4強ならず 吹奏楽は大阪府立佐野高が「友情応援」

【日大三-下関国際】二回、下関国際の吉村が盗塁を決め、チャンスを広げる(林俊志撮影) 【日大三-下関国際】二回、下関国際の吉村が盗塁を決め、チャンスを広げる(林俊志撮影)

 第100回全国高校野球選手権大会第14日の18日、下関国際(山口)は第3試合で日大三(西東京)と対戦。先制して相手打線を七回2死まで無安打に抑えるなど優位に試合を進めたが、八回、連打などで逆転を許し、2-3で惜敗。初の4強入りはならなかった。

 下関国際は二回、3四球で2死満塁とすると、今大会当たりがなかった佐本に打席が回る。「チームで一人だけヒットが出ていなかったので、自分が打って先制するしかない」と振り切った打球は二遊間を破り、待望の先制適時打となった。さらに六回には、二塁打で出塁した川上を鶴田が適時打で迎え入れ、リードを広げた。

 投げては、今大会全試合を完投してきた鶴田が七回2死まで被安打0の力投。しかし八回、連打で無死二、三塁とされると、「一番甘く入った悔いの残る1球」を打たれ、同点に追いつかれる。なおも2死三塁から右前への逆転打を許し、これが決勝点に。鶴田は「悔しいの一言。応援してくれたスタンドのみなさんに申し訳ない」と涙で言葉を詰まらせた。

 下関国際の応援席では吹奏楽部員3人、同部OB・OG5人に、友情応援の大阪府立佐野高校吹奏楽部員約50人が加わり、懸命な演奏で選手らを盛り上げた。

 特別な曲として演奏するのは、Jリーグ、V・ファーレン長崎の応援歌で、チャンステーマとして採用した「V-ROAD」。部長の藤井麻衣さん(18)は「この曲のおかげで、ここまで勝ち上がってこられた。チャンスで演奏し、点を取ってほしい」。二回の攻撃中に演奏すると、期待に応えるかのようにチームは先制。藤井さんは「曲に力を感じる。選手らを後押しできたようでうれしい」と満面の笑顔をみせた。伊藤智咲(ちさ)さん(15)も「(力投を続ける鶴田投手が)ここまで一人で投げ抜いてきたので疲れがないか心配。最後まで悔いなく投げてほしい」と全力の演奏を続けた。