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万葉歌の世界描く里中作品 因幡万葉歴史館で漫画原稿など展示

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万葉歌の世界描く里中作品 因幡万葉歴史館で漫画原稿など展示

 鳥取ゆかりの歌人・大伴家持の生誕1300年を記念し、里中満智子さんの漫画作品で万葉歌を紹介する「里中満智子作品展~時をこえる愛の言霊~」が、鳥取市因幡万葉歴史館(同市国府町)で開かれている。

 家持は「万葉集」編纂(へんさん)に携わり、因幡国(現在の鳥取県東部)国守の頃に万葉集最後の歌を詠んだ。同展では、家持を主人公に里中さんが執筆中の「言霊の人 大伴家持」の未発表原稿15点や、律令国家の基礎を築いた皇女の物語「天上の虹-持統天皇物語-」(全23巻)の原稿55点などを展示。「天上の虹」は執筆に32年をかけた里中さんのライフワーク的作品で、最終巻表紙画の原稿は、死後、空から国を見守る持統天皇を壮麗に描いている。

 飛鳥・奈良時代に万葉歌が詠まれた場面を描いた「イラスト古典万葉集」の原稿12点も出品している。

 同館での里中さんの展覧会は、平成24年秋以来2回目。「歌だけだと昔の言葉なので理解が難しいが、里中さんが描いた創造性豊かな漫画を見ると、万葉集への理解がより深まるのでは」と同館。観覧料一般500円、高校生以下無料。11月18日まで。