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勝海舟の書や松村景文の屏風を間近で 大津の徳円寺で「虫干し展」

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勝海舟の書や松村景文の屏風を間近で 大津の徳円寺で「虫干し展」

 普段は蔵にしまっている掛け軸や書など寺に伝わる文化財をお盆に見てもらおうという「虫干し展」が、大津市長等の徳円寺で16日までの2日間、開かれた。江戸期の歴史上の人物の書や絵画などが展示され、訪れた人たちは間近で作品を楽しんだ。

 同寺は至徳2(1385)年の開基と伝えられ、蔵には江戸前期~昭和初期の書や絵画の掛け軸が所蔵されている。道路拡張工事で中止となった昨年を除き、昭和58年から毎年所蔵品の虫干しを兼ねて無料で公開している。

 所蔵品の一部を本堂と隣接する座敷で展示。今回は勝海舟が残したと伝わる書を公開。また、江戸後期の画家で、花鳥画を得意とした松村景文が四季折々の花と鳥を描いた屏風(びょうぶ)など、約30点が並べられた。訪れた人は作品に顔を近づけながら、繊細な筆遣いなどに見入っていた。

 妻と訪れた大津市の中学教員、岡田海斗さん(29)は「こんなすごい作品が間近でみられるなんてすごい」と話していた。

 虫干し展を企画した同寺の今井和夫前住職(86)は「大津という町の文化水準の高さを感じてもらえたら」と話していた。