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16メートル大数珠回して健康祈願 香美の阿弥陀堂で伝統行事

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16メートル大数珠回して健康祈願 香美の阿弥陀堂で伝統行事

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 香美町村岡区日影地区の阿弥陀堂で16日、盆の伝統行事「大数珠引き」が行われた。高齢者や親子ら約40人が大きな数珠を回し、先祖を思いながら健康などを祈願した=写真。

 大数珠は木製の大玉(直径約5センチ)と小玉がつながった1周約16メートル。大数珠引きは江戸時代末期に始まったとされ、戦前に中断したが、平成6年に復活。以来、毎年、地元老人会が行っている。

 高台にある阿弥陀堂では午前8時半から、参拝者全員がまつっている阿弥陀如来像に読経。車座になって、鉦の音のリズムにあわせて「なんまいだー、なんまいだー」と唱え、大数珠を回した。

 大玉を体の痛む場所に当てると治癒の御利益があるとされ、高齢者は熱心に足腰に触れさせていた。西村一正区長(67)は「地域の伝統行事を次代に伝えていきたい」と話した。