産経ニュース

【夏の甲子園】二松学舎、流れつかめず 

地方 地方

記事詳細

更新

【夏の甲子園】
二松学舎、流れつかめず 

 第100回全国高校野球選手権大会第12日の16日、二松学舎大付(東東京)は第2試合で浦和学院(南埼玉)と対戦した。終始、浦和学院のペースで試合が進み、得点機を生かせず、0-6で敗れた。だが、激戦の東東京を制し、2年連続で甲子園へ進んだナインに、スタンドから「ありがとう」「よくやった」と温かい声援が飛んだ。 (久保まりな)

                   ◇

 2点を先制された直後の四回表、二松学舎大付は3番平間、4番保川の連続安打で無死二、三塁の好機を作る。しかし、後続が連続三振などで打ち取られ、得点には至らなかった。

 その後も、浦和学院打線が容赦なく襲いかかる。五回から2番手で継投した岸川は「『粘り強く』。ただそれだけだった」というものの、この回に3点を失った。

 5点を追う六回、再び平間が「何としても自分が塁に出たかった」と中前に運んだが、好機を生かせない。

 相手の先発、渡辺を打ち崩せず、本塁を踏むことなく敗れた。海老原、岸川、大庭の3投手を支えた1年生捕手、山田は「先輩たちに良い思いをしてもらいたかったが、流れを持ってこられなかった」と唇をかんだ。

                   ◇

 二松学舎大付・市原勝人監督「海老原が粘り強く投げてくれた。負けてしまったが、来年こそは今年の成績を超えたいという欲が出た」

                   ◇

 ▽3回戦

 二松学舎大付000 000 000-0

 浦和学院  002 031 00×-6

(二)海老原、岸川、大庭-山田

(浦)渡辺-畑

 ▽三塁打=中前(浦)▽二塁打=保川(二)、後藤、渡辺、蛭間、中前(浦)

                   ◇

 ■銀賞の演奏で選手を応援

 二松学舎大付の応援席では、爽やかな白い帽子をかぶった吹奏楽部員70人が、迫力ある演奏でナインの背中を押した。

 2年生で部長の三浦悠樹さん(17)は「人数が増え、ダイナミックな演奏ができるようになった」と胸を張る。今年は43人が入部し、部員は倍以上になった。「何があっても応援するだけ」と三浦さん。途中、大粒の雨に見舞われながらも、演奏をやめることはなかった。

 吹奏楽部は15日に都内でコンクールに出場し、銀賞を受賞。甲子園に着いたのは試合開始の2時間前だった。慌ただしいスケジュールの中、応援にも手を抜かない部員たちを顧問の斎藤真一さん(40)は「ガッツがある」とたたえる。

 ひときわ目を引く金管楽器「スーザフォン」を抱えた2年の清水隆太さん(17)は「自分たちの演奏で選手に元気になってほしい」と演奏に願いを込めた。 (糸魚川千尋)