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ヘリ墜落 弔問客が冥福祈る 搭乗員の通夜しめやかに

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ヘリ墜落 弔問客が冥福祈る 搭乗員の通夜しめやかに

 搭乗員9人が死亡した県の防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故で、犠牲となった吾妻広域消防本部の田村研さん(47)と蜂須賀雅也さん(43)の通夜が15日、しめやかに営まれ、多数の弔問客が故人をしのんだ。

 あがつまメモワール(中之条町伊勢町)で営まれた田村さんの通夜には、消防や県の関係者らが続々と弔問。

 田村さんの親戚の男性(75)は「おとなしくて優しい子だった。冥福を祈りに来た」と沈痛な面持ちで会場へと向かった。

 弔問客によると、喪主を務めた妻、留美さんが「まだ亡くなったという気持ちがない。昨日やっと(夫が)自宅に帰ってきてくれたのが、うれしかった。夫と子供たちと一緒に寝て一晩を過ごした」などと気丈にあいさつ。会場からはすすり泣く声も聞こえたという。

 田村さんの父と親交のあった男性(81)は「若いのに突然、亡くなってしまった。一番悲しいことだ」と、涙を浮かべながら話した。

 蜂須賀さんの通夜が営まれたJAあがつまセレモニーホール(東吾妻町原町)にも、蜂須賀さんと同世代とみられる喪服姿の男女や、白い手袋をした制服姿の消防関係者が弔問。同級生という女性は「とてもいい人だった」と言いながら、足早に歩いていった。大沢正明知事も弔問に訪れた。

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 犠牲者の1人で、多野藤岡広域消防本部から県防災航空隊に派遣されていた小沢訓(さとし)さん(44)の通夜は16日午後6時、葬儀・告別式は17日午前11時、藤岡市中栗須のアシストホール藤岡で。喪主は妻、薫(かおる)さん。