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【夏の甲子園】日大三、15奪三振リレー

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【夏の甲子園】
日大三、15奪三振リレー

 第100回全国高校野球選手権大会第11日の15日、日大三(西東京)は第3試合で奈良大付(奈良)を8-4で破った。初回から着実に得点を重ね、井上と河村の投手リレーで15三振を奪って、追撃を振り切った。3回戦は大会第13日の第4試合で龍谷大平安(京都)と対戦する。 (上村茉由)

 日大三は一回、5番中村の適時二塁打で2点を先制。三回と六回にも得点し、試合を有利に進める。

 しかし、六回、2番手で登板した河村が1死一、三塁で3点本塁打を浴び、2点差に迫られる。「反省しつつも、すぐに切り替えてギアを上げた」と河村。気迫のこもった投球で続く2人を連続三振に切って取った。

 八回に1点を奪い、6-3で迎えた九回。2死二塁の場面で、高木が試合を決定づける2点本塁打を左翼席にたたき込んだ。「球威の落ちたストレートを狙ったが、まさか本塁打になるとは。夢みたい」と喜びを爆発させた。その裏に1点を返されたが、粘る相手打線を最後は河村が三振に仕留め、逃げ切った。

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 ▽2回戦

 日大三

 201 002 012-8

 000 003 001-4

 奈良大付

 (日)井上、河村-佐藤

 (奈)木村-植村

 ▽本塁打=高木(日)、上野(奈)

 ▽二塁打=中村(日)、宮川(奈)

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 日大三・小倉全由監督「(奈良大付の)バットを抑えて、良い試合になった。今大会は投げていなかった先発の井上も、良い投球をしてくれた」

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 ◆100人超吹奏楽団、迫力演奏で応援

 日大三の応援席では、日大三中も加わった吹奏楽部にOB・OGを合わせて100人超の吹奏楽団が陣取り、迫力ある演奏を響かせた。

 一回、幸先良く先制点を挙げると、スタンドは歓声に包まれた。2年の本間遥香部長(17)は「得点をきっかけに音の厚みが増した」とナインとの一体感を強調。日大三が優勝した第93回大会の決勝戦は球場で観戦していたといい、「夏の甲子園で演奏するのは7年前からの夢だった」と目を輝かせた。

 顧問の細谷尚央教諭(55)は「甲子園は何度来てもいい。ここにしかないものがあり、吹奏楽部の部員にとっても得難い経験になる」と語る。

 勝利が決まると、日大三中3年の浜中玲奈さん(14)は「試合の流れを持っていかれそうな場面も途中にあったが、最後まで粘り強い野球を見せてくれた」と喜んだ。 (竹之内秀介)