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【夏の甲子園】折尾愛真、初勝利ならず

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【夏の甲子園】
折尾愛真、初勝利ならず

【日大三-折尾愛真】二回、安打を放つ折尾愛真の塚本=甲子園球場 【日大三-折尾愛真】二回、安打を放つ折尾愛真の塚本=甲子園球場

 第100回全国高校野球選手権大会第6日の10日、初出場の折尾愛真(北福岡)は、第2試合で日大三(西東京)と対戦。相手の強力打線を抑えられず、3-16で敗退。甲子園初勝利はならなかった。

 折尾愛真は一回、四球と安打で1死一、三塁の好機を迎える。「たくさんの観客の中で、楽しんで打席に入れた」という4番上地の左犠飛で幸先良く1点を先制した。

 しかし、その裏、日大三の猛攻が待っていた。打者一巡で一気に7点を奪われ、二、三回にも追加点を許し、序盤で10点を追う苦しい展開に。一回途中でマウンドを降りた先発小野は、「自分でペースを崩してしまった。力不足を感じる」と涙をにじませた。

 15点差を付けられた八回、9番田島が内野安打で出塁。1死二塁となり、2年生の斉藤が左翼席に飛び込む本塁打を放ち、2点を返して意地を見せた。

 斉藤は「支えてくれた先輩のためにも来年こそリベンジしたい」と前を向いた。

 折尾愛真・奥野博之監督「序盤に点差をつけられ、投打ともリズムが悪くなった。全国で通用する打線を作っていきたい」

 ◇部員9人の応援団エール

 折尾愛真の応援席では、女子8人、男子1人の部員9人による応援団が笑顔でエールを送った。

 試合前、3年で団長の実崎(じつざき)百香さん(17)は「負けていても背中を押せる応援をしたい」と意気込んだ。

 一回、上地の犠飛で1点を先制。唯一の男子部員、高橋龍馬さん(15)は「強豪校相手にすごい」と期待を込める。

 大量リードを許すも、八回に斉藤の2ランが飛び出すと、応援団員らは歓声をあげ、観客とハイタッチ。実崎団長は「この勢いに乗ってほしい」と祈るようにグラウンドを見つめる。

 試合は完敗だったが応援席からは拍手がわき起こり、副団長の千竃(ちかま)結衣さん(17)は「甲子園に来られただけでもすごい」と選手たちをねぎらった。

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