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丸山瓦全の功績知って 栃木の文化財保護に尽力 評伝や復刻本相次ぎ出版

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丸山瓦全の功績知って 栃木の文化財保護に尽力 評伝や復刻本相次ぎ出版

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 栃木県内の文化財調査、保存に尽力した足利出身の丸山瓦全(がぜん)(1874~1951年)に関して、評伝と復刻本の出版が相次いでいる。県考古学会顧問、竹沢謙さん(77)=鹿沼市=が評伝「丸山瓦全 とちぎの知の巨人」(随想舎)を出版し、郷土史家、関根徳男さん(64)=佐野市=は瓦全の調査報告をまとめた「天明鋳物資料集」を40年ぶりに復刻。相次ぐ出版に瓦全が残した多大な功績と影響力が垣間見える。(川岸等)

 瓦全は、明治41(1908)年に考古学会(現在の日本考古学会)に入会し、考古学者の高橋健自(けんじ)、民俗学者の柳田国男、足利出身の中山太郎らと交流。佐野市内の木像エラスムス立像(国重要文化財)を発見、海外流失を防ぎ、塩谷町の佐貫石仏(国史跡)を発見するなど文化財保護に尽くした。昭和24年、第1回県文化功労者表彰を受章。

 竹沢さんは県立小山西高校校長退任後、平成19年、鹿沼市史の編集に携わり、瓦全の業績を知り、調査研究に没頭。翌年以降29年までに所属する同考古学会に計7回、小論文を発表し、「瓦全研究の集大成として世に送り出すべきだ」との恩師の薦めもあり、昨年末から執筆に取りかかった。分かりやすさを念頭に、生い立ちから考古学への傾倒やネットワーク、文化財保護の取り組み、晩年、不慮の事故で亡くなるまでの生涯を書きつづった。未発表の資料、写真も多用されている。

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