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九州豪雨不明者、最後の重点捜索実施 朝倉で400人参加

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九州豪雨不明者、最後の重点捜索実施 朝倉で400人参加

乙石川沿いに行われた行方不明者の重点捜索=5日午前、福岡県朝倉市 乙石川沿いに行われた行方不明者の重点捜索=5日午前、福岡県朝倉市

 昨年7月の九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市で5日、県警や消防などが、行方不明者2人の重点捜索を実施した。捜索はこれまで月1回のペースで続けてきたが、今回でいったん終了する。今後有力な情報があれば再開を検討する。

 市によると、不明者の家族から消防団員の負担軽減を求める申し出があり、終了が決まった。

 5日は東峰村など周辺自治体の消防団も参加した。午前7時から正午まで、筑後川の河川敷や支流域など4カ所に計約410人が展開したが、有力な手掛かりは見つからなかった。

 捜索終了後、朝倉市内の高校グラウンドに集まった参加者たちを前に、林裕二市長は「本日で一区切りとなるが、今後も消防団と協力しながら対応したい」と捜索再開に向けた態勢を維持する考えを示した。

 行方不明者の一人、田中加奈恵さん(64)の夫、耕起さん(54)は「危険を顧みず捜索活動をしていただいた」とお礼を述べた。

 捜索は昨年10月から実施し、今年6月までに延べ約2千人を投入した。豪雨から1年となった7月で終了する予定だったが、大雨で延期した。

 昨年の豪雨では、福岡、大分両県で災害関連死1人を含めて計40人が犠牲となった。