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【ZOOM東北】福島発 「イノブタ大繁殖」は誇張 被災地で初の遺伝子分析

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【ZOOM東北】
福島発 「イノブタ大繁殖」は誇張 被災地で初の遺伝子分析

福島県大熊町で確認されたブタとの交雑種とみられるイノシシ(右から2匹目)=福島大学の石庭寛子・環境放射能研究所特任助教提供 福島県大熊町で確認されたブタとの交雑種とみられるイノシシ(右から2匹目)=福島大学の石庭寛子・環境放射能研究所特任助教提供

 東京電力福島第1原発事故後、福島県内の避難指示区域で野生化した家畜ブタと野生イノシシの交雑(交配)について、福島大学共生システム理工学類の兼子伸吾准教授らの研究グループが、捕獲した野生イノシシに対する初の遺伝子分析結果を発表した。それによると、交雑は一部に認められるものの、インターネットなどで流布されてきた「イノブタ大繁殖」といった状況とは異なり「割合は、ごく少数」としている。(内田優作)

 ◆ブタ由来は4頭

 研究グループが分析したのは、平成26年から28年にかけて県内8市町村で捕獲された75頭のイノシシの遺伝子。内訳は、大熊町5頭▽浪江町28頭▽楢葉町1頭▽富岡町1頭▽葛尾村1頭▽相馬市10頭▽福島市22頭▽二本松市7頭-となっている。分析した結果、ブタ由来の遺伝子を持っていて交雑の結果、生まれたと考えられるものは、浪江町で3頭、大熊町で1頭の計4頭だった。

 事故後、避難指示区域で農家が飼育できなくなったブタが野生化して、中にはイノシシと交雑するものもあり、インターネット上などで「イノブタが大繁殖」などと流布されたが、同グループは「交雑は認められるものの、その割合は一般に言われるほど多くはない」としている。

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