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中央寮歌祭、旧制高校OBら410人参加

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中央寮歌祭、旧制高校OBら410人参加

 旧制高校の寮歌などを歌い継ぐ、「中央寮歌祭2018」が4日、新宿区西新宿の京王プラザホテルで開かれ、OBや後身の新制大学、若い世代の愛好家ら約410人が参加。母校の法被や白線帽姿で「嗚呼(ああ)玉杯(ぎょくはい)に花うけて」〈一高(東京)〉「紅(くれない)萌(も)ゆる」〈三高(京都)〉などの寮歌を熱唱した。

 寮歌は、自由・自治をモットーとする旧制高校生らが自ら作り、愛唱してきたもので、120年以上の歴史を持つ。38校(外地、帝大予科を含む)あった旧制高校は昭和25年を最後に廃止され、最も若いOBでも80代後半となった。

 だが、「寮歌を歌いたい、次世代につなぎたい」という思いで、新たな参加者が年々増加。関係者の間では、文化庁所管の「日本遺産」認定を目指す動きも出ている。土田実・中央寮歌祭会長(88)=北大予科=は「人間形成を根幹とした旧制高校の教育が今こそ必要だ。その信念を引き継いで、神髄である寮歌を後世に伝えてゆきたい」と話していた。