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地上19階、高さ96メートルの大型ビル 福岡・天神で一体再開発 西鉄、36年開業へ

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地上19階、高さ96メートルの大型ビル 福岡・天神で一体再開発 西鉄、36年開業へ

再開発ビルのデザイン案を発表する西日本鉄道の倉富純男社長(右)と福岡市の高島宗一郎市長 再開発ビルのデザイン案を発表する西日本鉄道の倉富純男社長(右)と福岡市の高島宗一郎市長

 西日本鉄道は3日、福岡・天神地区にある福岡ビル、天神コアについて、オフィスや商業施設、ホテルが入る地上19階、地下4階(高さ96メートル)の1棟の大型ビルに建て替えると発表した。福岡市が進める再開発事業「天神ビッグバン」の中核施設となる。西鉄は隣接する天神ビブレも加えた一体開発を目指しており、平成36(2024)年春の開業を目指す。 (高瀬真由子)

 西鉄の計画によると、地下2階~地上4階が商業フロア、8~17階に賃貸オフィス、18~19階にホテルが入る。

 外資系企業の呼び込みを目指し、オフィスフロアを広く設計した。耐震性や環境にも配慮した先進的なビルとする。

 商業部分のテナントは未定だが、人気商業ビルの「天神コア」の名前は残す方向で検討している。

 開発コンセプトに、新たな文化やビジネスを生み出す「創造交差点」を掲げた。1階に多くの人が集う交流広場を、5~6階に展望スペースのあるロビーを設ける。

 西鉄は、隣接する「天神ビブレ」も合わせて、1棟のビル建設を目指す。ビブレ地権者との交渉は終わっていないが、今回、ビブレ部分も含めた延べ床面積13万6千平方メートルの設計を発表した。

 第1期事業として、福ビルを31年4月以降、天神コアを32年4月以降に解体する。天神ビブレは交渉がまとまり次第、第2期として着手する。総事業費は400億円を超えるという。

 記者会見で倉富純男社長は「福岡が変わったことを象徴するデザインになった。アジアの中で福岡が羽ばたくための正念場であり、私たちもその中で活躍していきたい」と語った。

 福ビルに入る西鉄本社は、31年3月末に博多センタービル(福岡市博多区)に一時移転する。倉富氏は、新たに建設するビルに本社機能を戻したい、との意向を示した。

 記者会見に同席した福岡市の高島宗一郎市長は「次世代への贈り物になる。新しい時代を創造する気概を持って、これからも進んでいきたい」と語った。

 福岡市は、明治通り沿いで高機能ビルへの建て替えを推進する「天神ビッグバン」を掲げ、平成36年までに30棟の建て替えを目指している。航空法の高さ制限も緩和された。