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栃木の熱中症の疑いの死者既に4人 最悪ペース、搬送も912人

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栃木の熱中症の疑いの死者既に4人 最悪ペース、搬送も912人

 記録的な猛暑となった7月、県内では熱中症が疑われる症状で63~95歳の4人が死亡した。県によると、夏季期間に6人が死亡した平成22年に迫る最悪ペースで、熱中症の可能性で搬送された人も7月末までに912人と最悪ペースだ。

 県消防防災課によると、7月の1カ月で搬送されたのは763人で、統計のある22年以降、1カ月の最多を大きく更新した。7月の1カ月で搬送されたのは300人台の年が多く、最も多かった27年は538人。最少は28年の229人だった。熱中症搬送者数は年によって集計期間が違うが、27年は7月末までに649人、夏季期間全体で過去最多の1027人。今年は27年を上回るペースで、同課は「8月中に更新するのは間違いなさそう」。

 死亡が確認されたのも22年は7月4人、8、9月に各1人で、今年は22年に迫るペースとなっている。23~27年は年間1、2人で、28、29年はゼロだった。

 今年、熱中症の疑いでの死亡例では、室内で意識を失って搬送された高齢者もおり、室内での熱中症対策も重要だ。

 県は、こまめな水分補給や体調管理などの熱中症対策を呼び掛けている。県健康増進課は「室内でも気付かないうちに暑くなっている場合がある。風通しを良くして、エアコンなどを使って無理をしないで暑さを避けることが大切。普段の夏とは違うことを自覚してもらいたい」と注意を呼び掛けている。