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福岡市税収入2933億8千万円、5年連続で最高更新 人口増などで

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福岡市税収入2933億8千万円、5年連続で最高更新 人口増などで

 福岡市は31日、平成29年度の市税収入(決算見込み額)が2933億8千万円となり、5年連続で過去最高を更新すると発表した。28年度決算額を50億9200万円上回った。人口増や企業収益の改善が、税収を押し上げた。(中村雅和)

 税目別の内訳は、個人市民税が18億円増の933億円だった。前年度に比べ、納税者が2万6千人増加し、1人当たりの年収も3万5千円上昇したことが寄与した。

 法人市民税は、企業業績の伸びを反映し、8億円増の409億円だった。

 また、住宅の新増築や、再開発に伴う大規模建築物の増加で、固定資産税と都市計画税の合計額が、24億円増の1374億円になった。

 一方、税金の未納率は1・4%となり、2年連続で過去最低を更新した。

 福岡市は、天神地区の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」や、ベンチャー企業の育成・誘致など、都市の活力向上を図る。税収の増加は、こうした取り組みが奏功したといえる。

 記者会見した高島宗一郎市長は「(税収増は)市民や企業のがんばりの結果だ。市外から福岡市への投資意欲は強い。今後も期待を裏切らないよう、成長戦略を着実に進める。その果実を、市民生活の質向上に振り向ける」と語った。

 今後の課題については、高齢化への対応を挙げた。「今後10年が大切だ。余力がある今だからこそ、持続可能な福祉政策に、チャレンジしていく」と述べた。