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井筒屋、来年5月までに3店舗閉鎖へ 北九州・コレットなど

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井筒屋、来年5月までに3店舗閉鎖へ 北九州・コレットなど

 地場百貨店の井筒屋は31日、商業施設「コレット」(北九州市小倉北区)と、黒崎店(同市八幡西区)、宇部店(山口県宇部市)の3店舗を、来年5月末までに閉鎖すると発表した。売り上げ減少に歯止めがかからず、賃料など固定費負担が重いことから、事業を整理する。

 宇部店は今年12月末、コレットは来年2月末、黒崎店は来年5月末に、それぞれ営業を終える。3店舗の閉鎖に伴い、約34億円を特別損失として、平成30年度の中間決算に計上する。

 JR小倉駅前のコレットは、撤退した小倉伊勢丹から平成20年4月に営業権を引き継ぎ開業した。地下1階~地上6階で、売り場面積は3万平方メートル。てこ入れを図ってきたが、JR九州グループのアミュプラザ小倉など周辺施設との競合で、売り上げが伸びず、赤字が常態化していた。

 黒崎店は昭和34年に開業した。平成13年、黒崎そごう撤退後の現在の店舗に移転した。売上高は15年度は226億円だったが、29年度は129億円に落ち込んだ。宇部店も売り上げはピーク時の半分以下に低迷している。

 井筒屋の30年2月期連結決算の売上高は783億円で、9年連続の減収だった。今後、北九州市の本店と、山口店(山口市)に経営資源を集中するが、建て直しの道は険しい。

 北九州市にとっても、小倉、黒崎両駅前の象徴的な商業施設が閉鎖することで、スペースワールド閉園に続き、市経済への打撃となる。