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高齢ドライバーまた悲劇 群馬・上野の親子死傷 夏の観光地に衝撃

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高齢ドライバーまた悲劇 群馬・上野の親子死傷 夏の観光地に衝撃

 上野村勝山の森林公園「まほーばの森」の近くの路上で31日昼、69歳の女が運転する軽乗用車が親子連れに突っ込んだ死傷事故は、夏の余暇を楽しみにしていた観光客らに衝撃を与えた。高齢ドライバーが起こす交通事故が県内でも後を絶たない中、悲劇は繰り返された。藤岡署が詳しい原因を調べている。

 公園を管理する上野振興公社の滝沢延匡常務(38)が現場に駆けつけると、死亡した太田市宝町の獣医師、内山明彦さん(49)とともにはねられた小学2年の息子(8)の救出活動が行われていたという。

 車を運転していた上野村新羽丙の同社パート従業員、飯塚ふさみ容疑者=自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで現行犯逮捕=の様子について、滝沢常務は「放心状態だった」と証言した。

 飯塚容疑者は、近くのコテージの清掃業務を終え、管理事務所に戻る途中だった。現場は公園近くの道路で、飯塚容疑者からみて下り勾配だった。

 公園には、コテージやキャンプ場を併設。巨大つり橋「上野スカイブリッジ」などの観光スポットに近く、親子連れなど多くの観光客が訪れる。

 県内では、前橋市で85歳の男が運転する乗用車が自転車で登校中の女子高生2人をはねて死傷させる事故が1月に発生。県警が高齢者に運転免許の自主返納を促すなど事故の再発防止策を探っている。