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5日開幕の山形花笠まつり、露の青年参加し踊り披露 助成金受け来日「本場を楽しみに」

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5日開幕の山形花笠まつり、露の青年参加し踊り披露 助成金受け来日「本場を楽しみに」

 夏祭りで始まる東北の8月。青森ねぶた、盛岡さんさ、秋田竿燈、福島わらじ、山形花笠、仙台七夕…。猛暑をさらに熱くする日々となりそうだ。5日に開幕する山形花笠まつりには、日本の墨絵や茶道などの伝統文化を愛するロシアの青年らが参加し、「花笠踊り」を披露する。

 花笠祭りに参加するのは東日本大震災の発生に衝撃を受け、「東北を励まそう」と集まった20~40代のロシア人のグループ「奇跡の花」。踊りの格好よさと花笠の美しさにひかれ動画投稿サイトで花笠踊りを見よう見まねで練習。26年からはモスクワで開かれる日本フェスティバル「HINODE POWER JAPAN」などで花笠踊りを披露してきた。

 このフェスティバルを手がけているのは現地法人の「サービンスカヤ西洋」。同社の遠藤紀子名誉会長が、モスクワ赴任経験のある山形市の会社役員、長谷川美喜男さんに映像を見せたところ、長谷川さんは「花笠踊りとは動きが違う」と感じたという。

 そこで、本場の花笠踊りを指導できないかと、花笠踊りの団体「四方山会(よもやまかい)」の河合克行会長に協力を依頼。河合会長は花笠踊りのDVD教本を送り、インターネットのスカイプで花笠踊りを指導してきた。

 今年は平成28年の日露首脳会談両政府が合意した「ロシアにおける日本年」「日本におけるロシア年」を開いて交流を図るとした年にあたる。このため、地域間交流を進める狙いの日露青年交流プログラムの助成金を受け、グループ「奇跡の花」のメンバーが来日することになった。

 「奇跡の花」リーダーのボグダノバ・ミレーナさん(43)は「花笠踊りをこれからロシアで広めていきたい」と話しており、本場・山形での花笠踊りを楽しみにしているという。