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秘められし仏像、一堂に 比叡山延暦寺で至宝展 国重文など70点、瑠璃堂の薬師如来坐像初公開

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秘められし仏像、一堂に 比叡山延暦寺で至宝展 国重文など70点、瑠璃堂の薬師如来坐像初公開

 大津市坂本本町の比叡山延暦寺国宝殿で、普段は非公開の仏像や仏画を中心に展示する企画展「至宝展」が1日から開かれる。11月30日までの会期中、初公開となる仏像など約70点を展示する。

 1571(元亀2)年の織田信長による焼き打ちを免れた瑠璃堂の本尊、薬師如来坐像(室町時代)が初公開される。

 また、通常は非公開の「四天王像」(平安時代)は躍動感のある造形が特徴。腰回りが太く、穏やかな表情をしている。持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王がそろって保存されている例は、延暦寺でも珍しいという。会場では四天王像をライトアップし、浮かび上がらせている。他に国重要文化財などの仏像が並ぶ。

 杜多道雄宗務総長は「多くの人が思いを込めて大事に守り抜いてきた国の宝を多くの人々に拝んでいただきたい」と話していた。

 前期(9月30日まで)と後期に分けて開催。前期終了後、展示を一部入れ替えて後期は10月3日から始まる。10月1、2日は休館。拝観料は大人500円、中高生300円、小学生100円。別途、延暦寺の巡拝料が必要。