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筑波大がAIやロボ活用し高付加価値野菜の栽培技術開発へ 企業と連携

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筑波大がAIやロボ活用し高付加価値野菜の栽培技術開発へ 企業と連携

 筑波大(つくば市天王台)は、民間企業と連携して付加価値が高い野菜の栽培技術開発に乗り出す。人工知能(AI)やロボットの活用や、血圧を安定させる効果があるとされるアミノ酸の一種のGABA(ギャバ)などを多く含むトマトの栽培方法や新品種の開発を目指す。将来的には超高齢社会を見据え、健康寿命の延伸を図りたいとしている。(篠崎理)

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 ◆生産に新技術

 筑波大と共同で研究するのは「トーヨーエネルギーファーム」(福島県相馬市)。研究棟と研究温室を筑波大に完成させ、25日に関係者に公開した。

 両者は平成28年に野菜の開発に関する研究事業契約を締結。今後は、トマトの栽培を中心に、機能性の高い新品種の野菜を栽培するノウハウについて、AIやロボットを使う技術を確立する。

 ◆全国で実証実験

 トーヨーエネルギーファームの岡田吉充社長は「筑波大との連携で新しい品種を開発するなど強い農業を確立し、地域活性とともに住みやすいまちづくりにつなげたい」と語っている。同社は技術を確立して、全国の農場で実証実験を進めるとしている。

 筑波大つくば機能植物イノベーション研究センターの江面浩センター長は「AIを使って、熟練した農業技術のノウハウを再現し、質の高い作物を作りたい」と話している。