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鳥獣の農林業被害が最少 29年度、柵設置や緩衝帯が奏功 群馬

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鳥獣の農林業被害が最少 29年度、柵設置や緩衝帯が奏功 群馬

 平成29年度の野生鳥獣による県内農林業の被害額(速報値)が5億6522万円となり、過去10年間で最少となったことが30日、県のまとめで分かった。被害額は前年度に比べ約4500万円減少した。

 農業被害は3億866万円(前年度比4・9%減)、林業被害は2億5655万円(同10・1%減)だった。加害鳥獣の被害金額を種別でみると、シカが最も多く1億9390万円で全体の34%を占め、次いでカモシカ1億4527万円、クマ8480万円。地域別では、農業の盛んな吾妻地域、林業の東部地域で被害額が大きかった。

 県は、農業被害額が減少した要因について、侵入防止柵の設置や緩衝帯の整備を進めたことで、「効果が着実に現れてきている」と分析。鳥獣の食料となる木の実などが一定量あり、農地への出没が少なかったことも、一因となった。主な鳥獣の捕獲総数は1万6294頭で、過去2番目に多かった。種別では、シカが最多の8508頭、イノシシが6715頭だった。