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【データ長野知事選】若年層の低投票率顕著

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【データ長野知事選】
若年層の低投票率顕著

 国政、地方選を問わず、選挙を迎えると毎回のように指摘されるのが若い世代の低投票率だ。

 前回知事選もこの例に漏れなかった。年代別に見ると、最も高かったのは、70代前半の63.88%。これに対し、20代前半は27.64%と約2.3倍の開きがあった。

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから、2度実施された国政選挙でも、投票率は伸び悩んでいる。平成28年の参院選で18~19歳の投票率は45.32%、29年の衆院選も42.87%と、いずれも県全体の投票率を下回った。

 今回知事選は、選挙権年齢の引き下げ後、初めて行われるだけに、県選管はあの手この手で啓発に力を入れる。映画館でCMを放映するほか、大手動画サイトに広告を配信するという。

 独自の取り組みを行う市町村もある。飯田市は、飯田女子短大に1日限定の「出張型期日前投票所」を設けた。同市選管は「若者の低投票率を少しでも上げられれば」と話す。

 若い世代が投票に行かないと、有権者の中で占める割合の高い高齢者に、政治は配慮しがちとなる-。「シルバー民主主義」の弊害が指摘されて久しい。だが、奨学金や結婚、子育てなど若い世代にとって身近な政策課題だって多くある。

 「地方自治は民主主義の学校」と言われる。民主主義にとって、投票率の低下は不健全な姿なのである。投票所に足を運び一票を投じよう。