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障害児ら集団保育 港区、新規施設に専用クラス

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障害児ら集団保育 港区、新規施設に専用クラス

 港区は、医療的ケアの必要な児童や障害児らの保育ニーズに対応するため、平成32年1月に開園する区立元麻布保育園(同区元麻布)に専用クラスを設置する。区内の保育所で障害児らを専門に集団保育を行うのは初。区によると、障害児らへの集団保育は施設のバリアフリー化や、保育士らに医療的な専門知識を必要とするなど課題が多く、通常クラスと併設する保育所は珍しいという。

 同園は、0~5歳児クラス定員180人のほか、医療的ケア児・障害児クラス定員20人程度を設ける。専用の保育室を設けるが、児童の状況に応じて一緒に集団行動や行事を行う予定で、相互理解や幼少期の成長を促す刺激になることも期待されている。

 原則として、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要な児童に対して1人、障害児2人に対して1人の専任の保育士を配置し、看護師は常時1人以上を配置する。車椅子の利用など家庭からの送迎が困難な場合は、福祉車両を活用した送迎支援も行う予定だ。

 区では29年度から医療的ケアが必要な児童に対してベビーシッターを派遣しており、6月1日時点で6人が利用中だという。

 区は「経験や課題を蓄積し、今後の支援のモデルケースに発展させていきたい」としている。